女性が活躍する業界 再就職を目指す女性に向け、介護業界の魅力と課題を紹介

男性と女性の比率や平均年収

介護業界における男女比率はどのようになっているかというと、全体的に男性よりも女性が多いですが、職種別に見ればバラつきがあります。

例えばホームヘルパーであれば、8割以上が女性で男性は1割強しかいません。これには理由があります。ホームヘルパーは非常勤での雇用形態が多く、毎日短時間だけ働きたいという主婦の女性が多くを占めるからです。またホームヘルパーは生活補助がメインになります。具体的には料理や掃除、買い出しなどです。普段から家事を行っている主婦にとっては経験や知識を活かしやすいという側面があります。

しかしながら、福祉施設の介護職員は女性が6割程度で男性も4割前後が就いていることから比較的男性の割合が大きいです。近年では20代の若手男性も増加してきています。

介護業界の男女の給与には違いがあるのかという点については、全体的に男性の方が給料が高い傾向があります。

例えば先程例に出したホームヘルパーなら男性は平均年収が250万円前後なのに対して、女性は200万円前後となっています。福祉施設の介護職員の平均年収も男性250万円前後、女性200万円前後とホームヘルパーと同じです。男性の方が給料が高いのは勤務期間が女性よりも長いことや役職に就いていることなどが影響しているといえます。そのため、女性であっても給料アップを目指すのであれば資格を取得したり、経験を積み重ねていくことが大切です。